9世紀、石鹸産業のはしりとも言える石鹸工場があり、ここを中心として
フランスのトゥーロン、イタリアのヴェニス、ゼノバ、サボアなど
でも石鹸が製造されるようになりました。
しかし、やがて「悪貨は良貨を駆逐する」の例えどおり、悪質な石鹸が出回るようになったので
1688年フランス国王ルイ14世の経済相コルベールが、マルセイユ以外での石鹸を製造を禁止し、
製造業者に厳しい製造基準の徹底を強いました。(旧フランス王室御用達品)
それ以来、マルセイユ石鹸の名が世界に広がったのです。
地場産業とも言えるマルセイユ石鹸の製法は、昔ながらの「釜炊きけん化法」
(純植物性油脂を釜でゆっくりと溶かし、精製された地中海の海水を用いて塩析し、
潮風で長い時間をかけ自然に乾燥させる製法)という伝統的なものです。
職人の手作業などにより4〜5日もかかり、一度に出来上がる量も限られています。
プロヴァンス地方の天然植物油(オリーブ油、パーム油、ヤシ油)を原料とし、
成分の72%以上配合、無着色、無防腐剤の素朴なマルセイユ石鹸。
マイルドできめ細かい泡立ちと。泡切れのよい、低刺激の石鹸です。



